土井利房(読み)どい としふさ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「土井利房」の解説

土井利房 どい-としふさ

1631-1683 江戸時代前期の大名
寛永8年8月生まれ。土井利勝(としかつ)の4男。寛永21年父の遺領のうち,下野(しもつけ)(栃木県)足利郡に1万石をえて分家奏者番,若年寄をへて,延宝7年老中。天和(てんな)2年越前(えちぜん)(福井県)大野藩主土井家初代。4万石。天和3年閏(うるう)5月25日死去。53歳。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の土井利房の言及

【大野[市]】より

…【松原 信之】 近世には城下町であり,福井から郡上(ぐじよう)に至る美濃街道の要地であった。1600年(慶長5)入封した結城秀康が支城とし,重臣土屋昌春を3万8000石で配置,24年(寛永1)秀康の三男松平直政が5万石を賜って大野藩が成立,82年土井利房が4万石で入国して定着した。正保郷帳では五つの枝郷ともで5087石余。…

※「土井利房」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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