大間見村
おおまみむら
[現在地名]大和町大間見など
剣村の北東、大間見川流域の段丘山地にある。村名は馬見(馬番)が居住していたことに由来するという(郡上郡史)。大間見川下流左岸に東氏の一族野田氏の居城松尾城があったが、康応二年(一三九〇)落城したという(「荘厳講記録」長滝寺蔵)。城跡は字城山の小丘にあり、小規模な掻上城で石垣の跡はほとんどない。永禄九年(一五六六)大間見郷の鷲見弥平兵衛・才三郎兄弟、その他の地侍らが郡上一円を押領せんとした地侍一揆があったが、最勝寺(現八幡町)で敗北した(「遠藤記」慈恩寺蔵)。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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