大阪造幣寮(読み)おおさかぞうへいりょう

改訂新版 世界大百科事典 「大阪造幣寮」の意味・わかりやすい解説

大阪造幣寮 (おおさかぞうへいりょう)

明治政府の貨幣鋳造機関。明治初年の通貨混乱に対する外圧から建設が急がれたため,結果として明治政府最初の大規模西洋建築となった。1868年(明治1)着工,71年開業。鋳造機械は政商グラバーを介して香港より輸入,建設資材も多く外国に仰いだ。建築設計はウォートルス遺構が一部,泉布観(旧応接所),桜宮公会堂玄関(旧鋳造所正面玄関)として現存する。ともに重要文化財。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

関連語 丸山

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む