大阪造幣寮(読み)おおさかぞうへいりょう

改訂新版 世界大百科事典 「大阪造幣寮」の意味・わかりやすい解説

大阪造幣寮 (おおさかぞうへいりょう)

明治政府の貨幣鋳造機関。明治初年の通貨混乱に対する外圧から建設が急がれたため,結果として明治政府最初の大規模西洋建築となった。1868年(明治1)着工,71年開業。鋳造機械は政商グラバーを介して香港より輸入,建設資材も多く外国に仰いだ。建築設計はウォートルス遺構が一部,泉布観(旧応接所),桜宮公会堂玄関(旧鋳造所正面玄関)として現存する。ともに重要文化財。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

関連語 丸山

企業の退職を希望する従業員本人に代わって退職に必要な手続きを代行するサービス。依頼者と会社の間に入ることで円滑な退職をサポートするとともに、会社への連絡などを代わりに行うことで依頼者の心理的負担を軽減...

退職代行の用語解説を読む