日本歴史地名大系 「大鳴戸神社」の解説 大鳴戸神社おおなるとじんじや 広島県:三次市粟屋村大鳴戸神社[現在地名]三次市粟屋町 上村町の南部、上村(かむら)川流域の上村に鎮座。祭神は天御中主神・高皇産霊神・天児屋根命。旧村社。「芸藩通志」に「長和二年癸丑勧請すといふ、今祠官中村某が家は十八世相続て、其祖信春は長和年間の人なりといへば伝る所是なるべし、天文六年、当村城主三吉久高重造す、神輿及弓刀等みな三吉氏の奉納する所、今これを蔵す」とあり、一説に正和元年(一三一二)加井妻(かいづめ)城主三吉隆嗣が勧請(粟屋郷土史考)ともいう。清光山鳴戸山八幡宮ともいい、明治四二年(一九〇九)四月、粟屋(あわや)神社に合祀されたが、昭和初年再び分離した。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by