天の羽衣撫ず(読み)あまのはごろもなず

精選版 日本国語大辞典 「天の羽衣撫ず」の意味・読み・例文・類語

あまの【天の】 羽衣(はごろも)(な)

  1. 非常に長い時間が経過することのたとえ。天人百年一度ずつ四〇里四方の石を羽衣で撫で、それでもその石がすり減ってなくなってしまうよりもっと長い時間をいう。
    1. [初出の実例]「君が世はあまのは衣まれにきてなづとも尽きぬいはほならなん〈よみ人しらず〉」(出典:拾遺和歌集(1005‐07頃か)賀・二二九)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android