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羽衣 ういplumage

翻訳|plumage

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

羽衣
うい
plumage

鳥類の体表をおおう羽毛総称で,羽装ともいう。羽衣は通常年1回ないし2回の換羽によって新しくなる。ほとんどすべての鳥は繁殖が終ると完全な換羽を行う。この換羽によって得られる羽衣は,非生殖羽冬羽,基羽などと呼ばれる。多くの鳥は繁殖の始る前にも完全あるいは部分的な換羽をする。この換羽によって得られた羽衣を生殖羽夏羽,代羽などと呼ぶ。なお,ある種の鳥では生殖羽は換羽によらず,羽縁が摩耗することによって生じる。一般に生殖羽は非生殖羽より羽色がはっきりしており,また雌雄の差も顕著となる。羽衣の色は各種のディスプレイや個体同士の認識に重要な機能をもつ。一方,害敵から逃れるにあたって隠蔽色としての役割も重要である。

羽衣
はごろも

能の曲名。三番目物。作者未詳。漁夫白竜 (ワキ) は三保の松原で,松に掛かる衣を見つけ,持帰ろうとするが,天女に呼びとめられ,返してくれと懇願される。羽衣なしには再び天界に飛行できない天女を哀れみ,天人の舞を見せるならと返す。天女は羽衣を着け (物着) ,「駿河舞」のいわれを語り (クセ) ,袖を翻して (序の舞,破の舞) やがて天上する。のちに歌舞伎に移されて,延享2 (1745) 年1世瀬川菊之丞の『天人羽衣』や変化舞踊の『天人』となった (→羽衣物 ) 。

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デジタル大辞泉の解説

う‐い【羽衣】

鳥のからだをおおう羽毛の総称。
仙人・天女などの衣。はごろも

は‐ごろも【羽衣】

天女が着て、自由に空中を飛行するといわれる衣。天(あま)の羽衣。
鳥や虫の羽。
半翅(はんし)目ハゴロモ科とその近縁の科の昆虫の総称。ウンカ類に似るが、前翅(まえばね)が幅広く三角形をなす。植物の汁を吸う害虫

はごろも【羽衣】[曲名]

謡曲。三番目物羽衣伝説に取材。漁師白竜(はくりょう)が三保の松原で天人の羽衣を見つけ、これと引き替えに天人の舞を所望する。
箏曲(そうきょく)。組歌。作曲者は北島検校とも牧野検校ともいう。拾遺集の羽衣の歌を第一に六つの和歌を組み合わせたもの。羽衣の曲。
羽衣伝説に取材した、長唄一中節常磐津(ときわず)などによる舞踊曲や演奏曲。

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百科事典マイペディアの解説

羽衣【はごろも】

(1)能の曲目。鬘物(かつらもの)。五流現行。作者不明。羽衣を漁夫に取られた天女の嘆きを伏線に,羽衣を得てからの歓喜の舞と,春霞のかなたへの昇天が,富士山と三保松原の景勝を背景に繰り広げられる。
→関連項目組踊

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[日本酒・本格焼酎・泡盛]銘柄コレクションの解説

はごろも【羽衣】

大分の麦焼酎。黒麹仕込みの醪(もろみ)を伝統的な木桶蒸留器で蒸留する。3年間熟成させた原酒をそのまま瓶に詰めて出荷。原料は裸麦麦麹。アルコール度数36%。蔵元の「小手川酒造」は安政2年(1855)創業。作家・野上弥生子生家としても知られる。所在地は臼杵市大字臼杵。

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デジタル大辞泉プラスの解説

羽衣

古典落語の演目のひとつ。「三保の松原」とも。

羽衣

金魚の体色の名。青文魚(せいぶんぎょ)にみられる青が部分的に白く褪色したものをさす。

羽衣

金魚の一種。青文魚(せいぶんぎょ)のうち、腹部が白っぽく褪色したものをいう。

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大辞林 第三版の解説

うい【羽衣】

鳥類の体をおおう羽毛。
天人・仙女が空を飛ぶときに着るという衣。はごろも。 「霓裳げいしよう-」

はごろも【羽衣】

天人が着る、天上を飛行する霊力のある衣。鳥の羽で作るという薄い衣。
鳥・虫などのはね。
カメムシ目ハゴロモ科または近縁の科に属する昆虫の総称。ウンカに近縁。前ばねは三角形で静止する時は折りたたむ。多く熱帯に産し、生息環境に似た色や模様のものが多い。植物に寄生し、幼虫は白蠟状分泌物におおわれる。日本にはベッコウハゴロモ・アオバハゴロモなどがいる。

はごろも【羽衣】

能の一。三番目物。漁師白竜は三保の松原の松に不思議な衣をみつけて持ち帰ろうとする。そこへ天人が現れ自分の羽衣なので返してほしいと懇願されて衣を返す。天人はその礼に舞を舞って昇天する。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

羽衣
はごろも

能の曲目。三番目物。五流現行曲。作者は不明。三保松原(みほのまつばら)の漁師白竜(はくりょう)(ワキ)が松にかかった美しい衣をみつけ、家の宝にと持ち帰ろうとする。シテの天人が呼びかけ、それは天人の羽衣であり、元のところに返すように頼むが、白竜はそれでは国の宝にと、持ち去ろうとする。羽衣がなくては天に帰ることができないという嘆きに、白竜は月の世界の舞を所望し、羽衣を得た天人は、美しい景色をたたえ、君が代を祝い、舞を舞いつつ、宝を国土にまき散らしながら昇天していく。『丹後国風土記(たんごのくにふどき)』などの羽衣伝説による能で、外国にも類似の白鳥処女伝説が多い。羽衣伝説では天人が漁師・あるいは農民とやむなく結婚し、子供ももうけたあとで羽衣を発見して天に帰るのだが、能は天人を清純なままで昇天させるところに主張がある。
 沖縄舞踊の組踊(くみおどり)、江戸時代の玉城朝薫(たまぐすくちょうくん)作の『銘苅子(めかるしい)』は、この能の翻案であり、沖縄の羽衣伝説の舞踊化。長唄(ながうた)には、江戸期の『天人羽衣』、大正期の『新曲羽衣』があり、一中(いっちゅう)節に江戸期の『松の羽衣』があり、山田流箏曲(そうきょく)『松の羽衣』に発展する。常磐津(ときわず)では明治期の『松の羽衣』。歌舞伎(かぶき)の『羽衣』は、1898年(明治31)の初演で、宙乗りの技法も用いられ、市川家の歌舞伎十八番に対抗する、尾上(おのえ)家の新古演劇十種のうちに選ばれている。
 武智鉄二(たけちてつじ)演出のヌード能(日劇ミュージック・ホールで行われた)にも『羽衣』があり、星新一のSF短編『羽衣』では、羽衣がタイムカプセルで過去の地球に観光にきた女性の宇宙服という設定となっている。[増田正造]

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動植物名よみかた辞典 普及版の解説

羽衣 (ハゴロモ)

動物。ハゴロモ科昆虫の総称

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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