天下芸(読み)テンカゲイ

デジタル大辞泉 「天下芸」の意味・読み・例文・類語

てんか‐げい【天下芸】

天下に比べるものがないほどすぐれた芸。天下一の芸。
今春こんぱる太夫が舞に清五郎が鼓、又右衛門片撥かたばち、いづれか―」〈浮・男色大鑑・二〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「天下芸」の意味・読み・例文・類語

てんか‐げい【天下芸】

  1. 〘 名詞 〙 天下に他にならぶもののないほどすぐれた芸。天下一品の芸。
    1. [初出の実例]「声わさの天下芸也郭公〈卜圃〉」(出典:俳諧・唐人躍(1677))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android