春袋(読み)ハルブクロ

精選版 日本国語大辞典 「春袋」の意味・読み・例文・類語

はる‐ぶくろ【春袋】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「春(はる)」に「張る」をかけて祝ったことば ) 新年、女子が幸福を多く取り入れるようにと上下を縫い合わせて作る祝いの袋。天地袋(あめつちのふくろ)遺風だといわれる。《 季語・新年 》
    1. [初出の実例]「花染の五尺の布やおしむらん〈政信〉 春袋をし縫たてもせず〈安静〉」(出典:俳諧・紅梅千句(1655)五)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android