天山郷(読み)あまやまごう

日本歴史地名大系 「天山郷」の解説

天山郷
あまやまごう

和名抄」高山寺本・流布本に「天山」と記し、高山寺本にのみ「安末也末」と訓ずる。久米熊鷹が東大寺出家を願い出た天平二〇年(七四八)四月二五日付の正倉院文書により天山郷の存在を確認することができる。平城宮出土木簡に「伊余国久米評」「天山里人 宮麻呂」とある。品目不明であるが平城宮に貢進した宮麻呂という天山の里人のいたことが知られる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android