天瀬村(読み)あませむら

日本歴史地名大系 「天瀬村」の解説

天瀬村
あませむら

[現在地名]佐伯町岩戸いわと

吉井川左岸、天神てんじん山南西麓に位置。北は川本かわもと村、東は木倉きのくら(現和気町)、吉井川対岸は田原上たわらかみ(現同上)。慶長一八年(一六一三)の和気郡御勘定帳に田土たど内として「尼瀬村」とみえ、物成八石余、夫米五升余。同一〇年の備前国高物成帳(備陽記)では、田土庄に含まれる。寛永備前国絵図に天瀬村とみえ高一八石余。正保郷帳には天神山に松・雑木大とある。「備陽記」によれば、田畠三町六反余、家数三〇・人数二一四、岡山城下さかえ町まで道程七里一八町、船路倉安くらやす川通り城下一歩蔵まで八里三〇町とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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