天照神社(読み)てんしようじんじや

日本歴史地名大系 「天照神社」の解説

天照神社
てんしようじんじや

[現在地名]宮田町磯光 儀長

遠賀おんが川支流の犬鳴いぬなき川中流右岸に位置し、北にむつヶ岳、南に笠置かさぎ山がある。天照宮・磯光いそみつ神社ともいう。祭神は天照国照彦天火明櫛玉饒速日尊・八幡大神・春日大神など。旧県社。創祀時期は不明。縁起によれば、当初は笠置山の山頂に祀られていたが、参詣者のわずらいを除くため人里に近い麓の千石せんごく穂掛ほかけ(現在の宮田千石キャンプ場脇の穂掛神社の境内地)に宮所を移し、天長五年(八二八)に宮田の脇野わきの(明野)へ、延慶元年(一三〇八)には白鶴のすむ里に廟を移すようにという神託によって鶴田つるだに遷座したという。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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