宮田町(読み)みやたまち

日本歴史地名大系 「宮田町」の解説

宮田町
みやたまち

面積:五二・四九平方キロ(境界未定)

鞍手郡の中央に位置し、東は直方のおがた市、南は飯塚市・小竹こたけ町、西は若宮わかみや町、北は宗像市・鞍手町に接する。町域は中央部が東西方向にくびれた形で、西から東へと遠賀おんが川支流の犬鳴いぬなき川が貫流し、犬鳴川支流の八木山やきやま川が南から、同じく倉久くらひさ川・有木あるき川が北から犬鳴川に合流して低地を形成している。南部は笠置かさぎ山の山麓にあたり、北部はなびき山・権現ごんげん山およびむつヶ岳に連なる山と丘陵が広がっている。筑豊本線勝野かつの(小竹町)起点とする宮田線が東から磯光いそみつ駅を経て終点宮田駅に通じていたが、昭和六二年(一九八七)第三次赤字廃止対象線になり、平成元年(一九八九)に廃止された。北西部を九州縦貫自動車道と山陽新幹線が通っている。

九州縦貫自動車道建設に伴う発掘調査で弥生時代の遺跡が発見され、有木川流域を中心に犬鳴川中流域や倉久川流域で古墳が確認されている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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