天生村(読み)あもうむら

日本歴史地名大系 「天生村」の解説

天生村
あもうむら

[現在地名]河合村天生

吉城郡最北西端、水無みずなし山より籾糠もみぬか山に連なる山稜越中および大野郡荻町おぎまち(現白川村)に接する。小鳥おどり川左岸にあり、東は元田げんだ村、南はつき村とほう村。文明三年(一四七一)五月三日の信広・善祐連署置文(大屋利喜雄氏所蔵文書)に「保宇とあものさかいの事」とあり、「東ハならの木ふちをさかい、あもの山也、ほてのしやうしをさかい、三尾のつしをさかい、あも谷をさかいたるうへハ、いこにおきて保宇のいらんあるましく候」とあり、保村との山境が決められている。慶長一〇年(一六〇五)の飛騨国郷帳によれば小鷹利こたかり郷に属し、「忍村保村共」とあり、田方四三九石余・畑方二八二石余、物成合二一六石余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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