精選版 日本国語大辞典 「天祿獣」の意味・読み・例文・類語 てんろく‐じゅう‥ジウ【天祿獣】 〘 名詞 〙 古代中国の想像上の動物。形は鹿または牛に似て尾が長く、一角のものをいう。二角のものは辟邪(へきじゃ)というが、天祿も辟邪もともに一角で同じものともいう。印章や旗の飾りに描かれたり、墓碑に刻まれたり、また、墓前に石像として飾られたりして、邪悪を払い長く安んじることができるといわれる。天祿。〔随筆・燕石雑志(1811)〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例