天祿(読み)てんろく

精選版 日本国語大辞典 「天祿」の意味・読み・例文・類語

てん‐ろく【天祿】

  1. [ 1 ] 〘 名詞 〙
    1. 天から賜わる福祿。神から授かるよいもの。天祐
      1. [初出の実例]「天食は天祿ぞ」(出典:清原国賢書写本荘子抄(1530)二)
      2. [その他の文献]〔書経‐大禹謨〕
    2. てんろくじゅう(天祿獣)〔後漢書‐霊帝紀〕
  2. [ 2 ] 平安時代円融天皇の代の年号。安和三年(九七〇)三月二五日に前年の天皇即位により改元、天祿四年(九七三)一二月二〇日に天延元年となる。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

スキマバイト

働き手が自分の働きたい時間に合わせて短時間・単発の仕事に就くこと。「スポットワーク」とも呼ばれる。単発の仕事を請け負う働き方「ギグワーク」のうち、雇用契約を結んで働く形態を指す場合が多い。働き手と企...

スキマバイトの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android