福祿(読み)ふくろく

精選版 日本国語大辞典 「福祿」の意味・読み・例文・類語

ふく‐ろく【福祿】

[1] 〘名〙
① 福と祿。また、さいわい。しあわせ。幸福。
御堂関白記‐寛弘二年(1005)一〇月一九日「此願非為現世栄耀・寿命福祿」 〔詩経大雅・鳧鷖〕
② 獣の名。形はラバに似て、黒白斑紋(はんもん)がある。
読本椿説弓張月(1807‐11)残「福祿(フクロク)一作福鹿」 〔明一統志‐忽魯謨斯国・土産〕
[2] 「ふくろくじゅ(福祿寿)(二)」の略。
※雑俳・柳多留‐一四五(1837)「福祿の頭巾米屋に所望され」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android