日本歴史地名大系 「天羽郡」の解説
天羽郡
あまはぐん
- 千葉県:上総国
- 天羽郡
〔古代〕
律令期以前、当郡域は「須恵国造」の領域のなかに包括されていた可能性が高いとみられるが、近年の調査により、湊川下流域に
郡の成立は明らかでないが、天平六年(七三四)天羽郡の末に這ほ豆のからまる君を別れか行かむ」と詠んでいる(「万葉集」巻二〇)。宝亀三年(七七二)郡の宗我部虫麻呂が蹄を刻んで牛のそれに似せた馬を祥瑞として貢進したため、杖八〇の刑に処されたという(「続日本紀」七月二二日条)。天長五年(八二八)郡内の
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報