天耳通(読み)てんにつう

精選版 日本国語大辞典 「天耳通」の意味・読み・例文・類語

てんに‐つう【天耳通】

  1. 〘 名詞 〙 仏語五神通または六神通一つ世間のすべての声や音を聞くことのできる超人的な耳のはたらき。てんに。
    1. [初出の実例]「天耳通 とほさかる声もをしまじ時鳥ききのこすべきよもの空かは」(出典:正治二度百首(1200)釈教)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android