天酒(読み)てんしゅ

精選版 日本国語大辞典 「天酒」の意味・読み・例文・類語

てん‐しゅ【天酒】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 天から与えられる甘いつゆ。不老不死霊薬とされる。甘露(かんろ)
    1. [初出の実例]「天酒觴西母、雲楽召」(出典:江吏部集(1010‐11頃)中・述懐古調詩一百韻)
    2. [その他の文献]〔梁簡文帝‐謝敕賚銅供造善覚寺塔露盤啓〕
  3. 天皇から賜わる酒。
    1. [初出の実例]「外様番衆中へてん酒被出さるる也」(出典:言国卿記‐文明一〇年(1478)八月二四日)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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