天野新村(読み)あまのしんむら

日本歴史地名大系 「天野新村」の解説

天野新村
あまのしんむら

[現在地名]砺波市天野新

千保せんぼ川跡の右岸にあり、東は竹正たけまさ村と五郎丸新ごろうまるしん村。村域はもと竹正村領の万治寛文(一六五八―七三)頃の入川跡を主とし、さらに西方の千保川跡に広がっている。村立ては嘉永四年(一八五一)五月(文化五年―慶応四年「御領国中村名帳」加越能文庫)。庄下組に属した。嘉永六年の村鑑帳(菊池家文書)によれば組高帳不入の享保一一年(一七二六)などの新開高二一〇石の地で定免二ツ七歩、無家であった。おそらく実際に新開が進んだのは文政三年(一八二〇)舟戸口ふなとぐち用水が開削された以降のことであろう。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android