天金(読み)テンキン

デジタル大辞泉 「天金」の意味・読み・例文・類語

てん‐きん【天金】

洋とじの書物で、上方小口こぐち金箔きんぱくをはりつけたもの。また、その製本様式。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「天金」の意味・読み・例文・類語

てん‐きん【天金】

〘名〙 書物の装丁法の一つ。書物の上方となる切口部分(天)だけに金箔を付けたもの。
※黒い眼と茶色の目(1914)〈徳富蘆花〉五「天金(テンキン)紫表紙袖珍形の Sketch Book を出して」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android