デジタル大辞泉 「切口」の意味・読み・例文・類語 きり‐くち【切(り)口/×截り口】 1 物を切った面。切断面。小口こぐち。2 切り傷の口。3 切る手並み。また、方法。物事を批判したり分析したりするときの、着眼や発想のしかたなど。「新しい―で批評する」4 封をした袋などで、そこから切り開くようにつけられた目印や切れ目。5 紋所の名。ナシの果実を縦に切った面を模様化したもの。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「切口」の意味・読み・例文・類語 きれ‐くち【切口】 〘 名詞 〙① 物の切れたところ。切れた断面。きりくち。[初出の実例]「身もわき出る池水(いけみづ)に、人目づつみのきれ口は、いかな止めても押へても」(出典:浄瑠璃・傾城酒呑童子(1718)一)② 切る腕前。切る手なみ。[初出の実例]「切れ口、手心はよけれ共、あばら三枚かかったり」(出典:浄瑠璃・唐船噺今国性爺(1722)上)③ たんかを切ること。威勢のよい放言。[初出の実例]「まして道の二里や三里夜中に歩行(あるく)とて何事の有べきとのきれ口には、送り人もやめに成ぬ」(出典:談義本・檠下雑談(1755)三)④ 相手と手を切る旨の文句。[初出の実例]「佗言をして貰とて心におもわぬ切口や金の無心を書た処」(出典:洒落本・大通契語(1800)) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例