太田ヶ谷村(読み)おおたがやむら

日本歴史地名大系 「太田ヶ谷村」の解説

太田ヶ谷村
おおたがやむら

[現在地名]鶴ヶ島市太田ヶ谷・まつおか一―五丁目・南町みなみちよう一―三丁目

三ッ木みつぎ村の東にあり、南は笠幡かさはた(現川越市)、北は藤金ふじがね村。北部を川越越生かわごえおごせ道が東西に通る。脚折の白鬚すねおりのしらひげ神社所蔵の天正二年(一五七四)九月吉日の紀年のある棟札銘に「太田ケ谷」とある。近世には高麗こま郡川越領に属した(風土記稿)。田園簿では田八三石余・畑一三二石余・野高一二石余、ほかに野銭永二貫六二五文がある。川越藩領。慶安元年(一六四八)同藩による検地が行われ、この時の検地帳(内野家文書)によると田一五町余・畑四八町七反余・屋敷二町五反余。元禄一一年(一六九八)に二〇八石余が幕府領、一五八石余が旗本丸毛領で、二給分割時には田一四町一反余・畑五八町五反余、林を含む野六五町一反余(「分郷前後割附写」同文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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