太笛(読み)フトブエ

デジタル大辞泉 「太笛」の意味・読み・例文・類語

ふと‐ぶえ【太笛】

神楽笛かぐらぶえ異称

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精選版 日本国語大辞典 「太笛」の意味・読み・例文・類語

ふと‐ぶえ【太笛】

  1. 〘 名詞 〙
  2. かぐらぶえ(神楽笛)」の異称。〔簾中抄(1169‐71頃)〕
  3. 太い音で鳴る汽笛
    1. [初出の実例]「朝あけて船より鳴れる太笛(フトブエ)のこだまはながし竝みよろふ山」(出典:あらたま(1921)〈斎藤茂吉長崎へ)

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世界大百科事典(旧版)内の太笛の言及

【笛】より


[雅楽の笛]
 神楽笛はやまとぶえとも呼ばれ,日本固有の笛と考えられてきた。指孔は6孔,長さ約46cm,高麗笛よりも管が太く,太笛(ふとぶえ)とも呼ばれる。高麗笛は6孔,竜笛は7孔で,これら3種の笛は長さや管径が異なるが,素材や外観は共通する。…

※「太笛」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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