日本大百科全書(ニッポニカ) 「太陽活動期国際観測年」の意味・わかりやすい解説
太陽活動期国際観測年
たいようかつどうきこくさいかんそくねん
International Active Sun Years
太陽活動が極大になる時期を選んで行われた、太陽および地球物理の国際協同観測の期間。略称IASY。1968~1970年に国際学術連合会議(ICSU。現、国際科学会議)が主導した。観測種目は太陽・地球環境、プロトンフレア、惑星間磁場構造の擾乱(じょうらん)、地球磁気圏の特性、磁気嵐(あらし)、低緯度オーロラ、イオン圏化学、イオン圏擾乱などである。これは太陽活動期のIGY(国際地球観測年、1957~1958年)およびIQSY(太陽極小期国際観測年、1964~1965年)を引き継いだものであった。
[安田敏明]
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