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磁気嵐 じきあらし magnetic storm

翻訳|magnetic storm

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

磁気嵐
じきあらし
magnetic storm

地球全体にわたる激しい地磁気擾乱現象。太陽から飛来する太陽プラズマ (太陽風 ) によって引起される。磁気嵐の始りは,地磁気水平分力が約 20~30γほど急に増加することで,その状態が数時間続く。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉の解説

じき‐あらし【磁気嵐】

地球の磁場の急激で不規則な変動。太陽面の爆発で放出された荷電粒子の流れによるもので、無線通信を妨害し、オーロラを出現させる。

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大辞林 第三版の解説

じきあらし【磁気嵐】

全地球にわたって、地磁気の強さおよび方向が急激に変化する現象。普通一日程度継続し、しばしばデリンジャー現象を伴う。太陽からの高エネルギーをもった荷電粒子流(太陽風)が原因。

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

知恵蔵miniの解説

磁気嵐

地球の磁場が急激かつ顕著に攪乱(かくらん)される現象のこと。太陽面での大規模な爆発により飛来する太陽プラズマ(太陽風)によって引き起こされる。磁気嵐が起こると、無線通信・人工衛星の障害やオーロラの発生などが見られ、磁気嵐の規模が大きいほどより低緯度の地帯でオーロラが観測される。2015年3月には、磁気嵐が二つ重なり大規模なものとなって、北海道で11年ぶりにオーロラが観測された。

(2015-6-18)

出典|(株)朝日新聞出版発行
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

磁気嵐
じきあらし

地磁気の強度や方向が突発的に大きく変動する現象。地球に向かう高速の太陽コロナ爆発現象(CME)が発生すると、約2日後に強い磁気嵐が発生することが多く、太陽活動極大期に現れる磁気嵐の多くはこのタイプである。また、太陽のコロナホールから流出する高速太陽風によって、太陽の回転とともに約27日の周期で現れる回帰性磁気嵐もみられ、太陽活動が低い時期に顕著となる。地磁気変動の直接の原因は電離層(電離圏)や磁気圏に流れる電流にあり、太陽活動の影響によって、磁気圏の内部で強い電流(電子や陽子を主体とする、高エネルギー荷電粒子の流れ)が発生することを示している。磁気嵐は地磁気水平成分の時間変化にみられる特徴から、「急始部」「初相」「主相」「終相」にわけられ、全体の継続時間は1~2日間である。CMEの前面に形成された衝撃波が磁気圏に衝突すると、磁気圏の圧縮に伴って東向きの電流が発生し、地磁気水平成分が急激に増大する急始部が観測され、数時間にわたり磁場が強まった状態が継続する(初相)。ついでCMEが太陽コロナから運んでくる磁場の南向き成分が強くなると、もともと北向きである地球磁場との「つなぎかえ(再結合)」が磁気圏の昼間側と夜側で発生することによって、太陽風エネルギーが効果的に磁気圏に侵入し、磁気圏の中に強い電流が発生して、磁気嵐の主相へと発達する。このとき赤道面には地球を取り巻く形で西向きの環赤道電流が流れ、日本のような低緯度帯では地磁気強度の減少が観測される。高緯度帯においては、磁気圏より電離層に強い電流が流入し、地磁気の激しい変動が現れると同時に、明るいオーロラが発生する。その後、太陽風磁場の南向き成分が減少するにつれて、磁気嵐は「終相」となって回復に向かう。磁気嵐は伝書鳩などの地磁気を感知している動物の行動に影響を与えるだけでなく、北米大陸などの高緯度帯では、大振幅の磁場変化に伴って長距離送電線に異常電流が流れて大規模な停電事故が発生したり、人工衛星に障害が発生することがある。したがって強い磁気嵐の予測は、「宇宙天気予報」の一環として重要視され、国際協力体制のもとに業務化されている。[渡邉 堯・和田雅美]
『上出洋介著『オーロラと磁気嵐』(1982・東京大学出版会) ▽斎藤尚生著『オーロラ・彗星・磁気嵐』(1988・共立出版)』

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