擾乱(読み)ジョウラン

デジタル大辞泉 「擾乱」の意味・読み・例文・類語

じょう‐らん〔ゼウ‐〕【×擾乱】

[名](スル)入り乱れて騒ぐこと。また、秩序をかき乱すこと。騒乱
三味線の音で…談話は―されてしまった」〈寅彦路傍の草〉
[類語]暴動騒擾

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「擾乱」の意味・読み・例文・類語

じょう‐らんゼウ‥【擾乱】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) 入り乱れること。乱れ騒ぐこと。騒いで乱すこと。また、入り乱れたさま。
    1. [初出の実例]「有悪女擾乱閭巷以不」(出典延喜式(927)四一)
    2. 「天下の擾乱にまぎれて、君も臣もおぼしめしあやまってけりと心ある人は申けるが」(出典:平治物語(1220頃か)中)
    3. [その他の文献]〔史記‐項羽本紀〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「擾乱」の読み・字形・画数・意味

【擾乱】じようらん

乱れる。

字通「擾」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android