夫婦別(読み)ふうふわかれ

精選版 日本国語大辞典 「夫婦別」の意味・読み・例文・類語

ふうふ‐わかれ【夫婦別】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 夫婦がその縁を切って離別すること。離婚離縁。めおとわかれ。
    1. [初出の実例]「丁度お前の四つの時、親父どのとは夫婦別(フウフワカ)れ」(出典:人情本・春秋二季種(1844‐61頃)初)
  3. 夫婦でありながら別々になること。夫婦が離ればなれになること。
    1. [初出の実例]「我親の、目交がふうふ別れぞと、胸に迫るは涙と念仏」(出典:浄瑠璃・津国女夫池(1721)三)

めおと‐わかれめをと‥【夫婦別】

  1. 〘 名詞 〙 夫婦が離別すること。離婚。ふうふわかれ。
    1. [初出の実例]「女房の油断から、身代破りめをとわかれする時は、男斗の恥じゃない」(出典:浄瑠璃・心中天の網島(1720)中)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android