親父(読み)オヤジ

デジタル大辞泉の解説

おや‐じ〔‐ぢ〕【親父/親仁/親×爺】

自分の父親を親しんで、また、他人に対してへりくだっていう語。⇔おふくろ
中年または老齢の男や、他人の父親をいう語。「隣の―」
店の主人。「飲み屋の―」
部下がその集団の長を親しんでいう語。
ヒグマの俗称。山のおやじ。
父母の父。祖父。
「―を殺さしておめおめと其人と同道して是迄来る腰ぬけと」〈浮・国姓爺明朝太平記〉
[補説] 
2017年に実施した「あなたの言葉を辞書に載せよう。2017」キャンペーンでの「オヤジ」への投稿から選ばれた優秀作品。

◆人生哲学を背負い、カウンターの隅で一人ブツブツ言ってる人。
nodokaさん

◆会話の締めに、ダジャレを言う哺乳類。
ちゅん2めんさん

◆親愛の気持ちが込められる場合と、軽蔑の気持ちが込められる場合がある。文脈、言い方、表情で違いを判断する必要がある男性の呼称。
osarusanさん

◆女性におけるオバサンと同じで、認めたら負け。自分で認めた瞬間に本当のオヤジになる。
三上さん

◆昔話、自慢をする人。
瀬川さん

しん‐ぷ【親父】

《古くは「しんぶ」とも》父親。実の父。「御親父様によろしく」⇔親母(しんぼ)
「僕の―などはドウモ頑固で仕方がない」〈鉄腸雪中梅

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精選版 日本国語大辞典の解説

おや‐じい ‥ぢい【親父】

〘名〙 「おやじ(親父)」の変化した語。〔かた言(1650)〕
※雑俳・川傍柳(1780‐83)四「おやちいが叱(しかり)まするとなぜ言はぬ」

しん‐ぷ【親父】

〘名〙 (古くは「しんぶ」) ちち。父親。
※正倉院文書‐天平宝字二年(758)九月二一日・阿閇豊庭解「望今明暇、欲親父草命
※高野本平家(13C前)三「親父(シンブ)入道相国の体(てい)をみるに悪逆無道にして」 〔史記‐韓安国伝〕

や‐じ ‥ぢ【親父】

※雑俳・削かけ(1713)「まだるいなあ・やじにひまやれわかいもの」

やじお やぢお【親父】

〘名〙 (「おやじ(親父)」の「お」「やじ」を逆にしたもの) =おやじ(親父)
※黄表紙・無益委記(1779)「親父(ヤジヲ)けっくにどうらくをつくし、ぢぢい婆々の芸しゃはやる」

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