奇しがる(読み)くすしがる

精選版 日本国語大辞典 「奇しがる」の意味・読み・例文・類語

くすし‐が・る【奇がる】

  1. 〘 自動詞 ラ行四段活用 〙 ( 形容詞「くすし」の語幹接尾語「がる」の付いたもの )
  2. 宗教的な霊験禁忌をまじめに信仰して従う態度をとる。神妙にかしこまっている。
    1. [初出の実例]「忌日とて、くすしがり行なひ給ひしを」(出典:枕草子(10C終)一二九)
  3. 謹直で、堅い考えを様子に現わす。くそまじめなことを言ったりしたりする。
    1. [初出の実例]「倒れさわぎたるもあめりしを、〈略〉『床子どもを、みなうち倒し、そこなひたり』などくすしがる者どもあれど」(出典:枕草子(10C終)一六一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む