奈良田庄(読み)ならだのしよう

日本歴史地名大系 「奈良田庄」の解説

奈良田庄
ならだのしよう

八幡宇佐うさ宮弥勒寺喜多院領の荘園。承久二年(一二二〇)検校祐清(カ)譲状(石清水田中家文書)に「奈良田庄肥前国弥勒寺領」とみえることから平安時代末の成立とみられる。当庄の鎮守である奈良田八幡宮(現永世ながよ神社)は永保三年(一〇八三)勧請とその縁起にあるのでほぼ年代は合う。正応五年(一二九二)の「惣田数注文」(河上神社文書)に「奈良田庄百二十五丁七反」とみえ、無年記の弥勒寺喜多院所領注進(石清水田中家文書)に「奈良田庄百丁」とみえる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

関連語 検地 永吉 長野

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