基山町(読み)きやまちよう

日本歴史地名大系 「基山町」の解説

基山町
きやまちよう

面積:二二・〇二平方キロ

県の東端に位置し、南は鳥栖とす市、ほかの三方は福岡県と接する。西部・北部は権現ごんげん(六二六メートル)ちぎり(四一二メートル)基山きざん(四〇五メートル)など背振せふり山地東端の山地。筑後川の水系に属する高原たかはら川・実松さねまつ川・秋光あきみつ川・山下やました川がこの山地に源を発して谷を刻み、東部・南部に展開する筑紫平野の一部をなす平地を流れる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「基山町」の意味・わかりやすい解説

基山〔町〕
きやま

佐賀県北東端にある町。福岡県に接する。 1939年町制。中心集落の宮浦律令時代には基肄 (きい) 駅がおかれた古くからの交通の要地。江戸時代には対馬藩に属したが,長崎街道通じ,家庭薬の製造と行商が盛んであった。現在は食品などの工業が行われる。福岡市と久留米市の中間にあり,東部は企業進出も著しく,都市化が進む。基山 (きさん) に特別史跡基肄城跡があり,脊振北山県立自然公園に属する。 JR鹿児島本線,甘木鉄道,国道3号線が通じ,鳥栖筑紫野道路のインターチェンジがある。面積 22.15km2人口 1万7250(2020)。

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