奉公構(読み)ほうこうかまい

精選版 日本国語大辞典 「奉公構」の意味・読み・例文・類語

ほうこう‐かまい‥かまひ【奉公構】

  1. 〘 名詞 〙 江戸時代武士の受けた刑の一種将来奉公が禁ぜられること。庶民についても、たとえば中間奉公が禁ぜられることを武家方奉公構という。
    1. [初出の実例]「奉公かまひの御改易」(出典:浄瑠璃・丹波与作待夜の小室節(1707頃)道中双六)

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世界大百科事典(旧版)内の奉公構の言及

【構】より

…一方団体・社会関係からの排除として《公事方御定書》には,僧尼の閏刑で追院,退院より重い一宗構(所属宗旨からの追放),および一派構(宗旨中の所属宗派からの追放)の刑名がある。さらに武家が家中に科する刑罰的処分に奉公構があった。これは家臣が主従関係を離れる際,将来他家へ召し抱えられることを禁ずるもので,1635年(寛永12)の武家諸法度および諸士法度によって幕府法上も保障された。…

※「奉公構」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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