契島(読み)ちぎりじま

知恵蔵mini 「契島」の解説

契島

瀬戸内海中部の芸予諸島の島の一つ。広島県豊田郡大崎上島町にあり、広島県竹原市沖合い約4キロメートルに位置する。竹原市から同島が見える景観が世界遺産に登録されているフランスモンサンミッシェルに似ていることから、「広島のモンサンミッシェル」との異名を持つ。また、同島は島のほとんどが東邦亜鉛株式会社の所有で、同社の製錬所となっているため、大崎上島町営フェリーが立ち寄る波止場を除き、関係者以外は立ち入りが禁止されている。長崎県長崎市にある廃墟となった島・軍艦島になぞらえ、「もう一つの軍艦島」として、工場マニアや廃墟マニアの注目を集めている。

(2015-1-14)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

デジタル大辞泉プラス 「契島」の解説

契島〔広島県〕

広島県竹原市の南方約4キロメートル、上大崎群島の生野島北西に位置する島。豊田郡大崎上島町に属する。面積約0.09平方キロメートル。東邦亜鉛の工場の島で、社有地のため関係者以外の上陸不可

契島〔愛媛県〕

愛媛県宇和島市蒋淵半島の南約0.3kmに位置する無人島

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