生野島(読み)いくのじま

日本大百科全書(ニッポニカ) 「生野島」の意味・わかりやすい解説

生野島
いくのじま

広島県中南部、芸予(げいよ)諸島の一島。豊田(とよた)郡大崎上島(おおさきかみじま)町に属す島。大崎上島の北に位置する。面積2.26平方キロメートル。本土の竹原市街の南方4キロメートルにあり、大崎上島や契(ちぎり)島へ定期便がある。ミカン栽培が盛んで、谷間に小規模な水田も開けている。島の周辺には岩礁小島が多く漁場に適し、一本釣りなどの漁業が行われ、釣り客や海水浴客が訪れる。島全体が自然休養村に指定されている。人口20(2009)。

[北川建次]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

デジタル大辞泉プラス 「生野島」の解説

生野島

広島県豊田郡大崎上島町、上大崎群島に属する島。面積約2.26平方キロメートル。大崎上島の北方に位置する。縄文弥生時代遺跡があり、箱式石棺を有する円墳、福浦古墳は町の史跡に指定されている。

出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android