契約の書(読み)けいやくのしょ(その他表記)Book of the Covenant

改訂新版 世界大百科事典 「契約の書」の意味・わかりやすい解説

契約の書 (けいやくのしょ)
Book of the Covenant

旧約聖書《出エジプト記》20章後半部から23章中ごろまでに認められるイスラエル最古の法律集。21~22章の本体部分は,奴隷の取扱い傷害窃盗などの不法行為に関する法から成り,条件法を主体とするが,断言法や,〈目には目を,歯には歯を〉で知られるタリオ同害報復)法をも含んでいる。周辺世界の法に共通する法文がかなり見いだされ,この法律集が古代東方の楔形文字法文化圏に属することを示している。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

関連語 並木

顔や四肢に特有の紅斑がみられる疾患で,伝染性紅斑の俗称。パルボウイルスの感染によって年長幼児,低学年児童に好発し,乳児や成人には少ない。1〜2週間の潜伏期ののち突然発疹が出る。発疹は両ほおに対称的に生...

リンゴ病の用語解説を読む