最新 地学事典 「奥東京湾」の解説
おくとうきょうわん
奥東京湾
Inner Tokyo bay
縄文海進が内陸に浸入して,東京湾の奥に形成された内湾。海進最盛期の縄文時代早~前期(6,500~5,500年前)には,湾は江戸川沿いに栗橋のやや上流まで,荒川沿いに川越付近まで,現東京湾岸から最大50kmまで拡大。多数の貝塚が当時の湾岸に分布。構成貝種からアサリ・ハイガイ・マガキ・ハマグリ等が,最奥部ではヤマトシジミが採取。約5,200年前ころから海は急速に退き,弥生時代には東京低地が陸化,奥東京湾は消滅した。
執筆者:成瀬 洋・遠藤 邦彦
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

