奥羽海運記(読み)おううかいうんき

改訂新版 世界大百科事典 「奥羽海運記」の意味・わかりやすい解説

奥羽海運記 (おううかいうんき)

河村瑞賢の東廻・西廻両航路の刷新事業について記した基本的文献新井白石著。1巻。水陸交通の重要性を述べた後,瑞賢が1670年(寛文10)奥州信夫郡の幕領米数万石,つづいて72年羽州村山郡の幕領米を江戸に直漕するよう命ぜられ,彼が現地踏査を経て提出した建議によって無事江戸に回漕した事情およびそれに伴う東廻・西廻両航路の刷新について記録している。《新井白石全集》《日本経済大典》などに収録
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

関連語 渡辺

2022年度から実施されている高校の現行学習指導要領で必修となった科目。実社会や実生活で必要となる国語力の育成を狙いとし、「話す・聞く」「書く」「読む」の3領域で思考力や表現力を育てる。教科書作りの...

現代の国語の用語解説を読む