日本大百科全書(ニッポニカ) 「女性週間」の意味・わかりやすい解説
女性週間
じょせいしゅうかん
女性の自主性や地位向上を図るための週間。1946年(昭和21)4月10日の女性参政権行使を記念して、旧労働省婦人局の主催によって49年から実施された。97年(平成9)までは「婦人週間」という名称であったが、「婦人週間」50年目にあたる1998年(平成10)から「女性週間」に改めたもの(労働省婦人局も97年10月名称変更して女性局となったが、2001年1月からは厚生労働省雇用均等・児童家庭局となった)。毎年4月10日から16日の1週間にわたり、日本各地で集会や講演会などの行事が行われ、女性・婦人団体の活動の基盤をなしている。なお、年次テーマを新たに設定することで女性問題提起の役割も果たしている。「女性週間」となってからのテーマは、「21世紀の女性へつなぐ」、「21世紀に向けて自分らしい生き方ができる社会を創ろう」など。
[犬馬場紀子]