女連(読み)おんなづれ

精選版 日本国語大辞典 「女連」の意味・読み・例文・類語

おんな‐づれをんな‥【女連】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 女同士がいっしょに行くこと。また、その人々。⇔男連れ
    1. [初出の実例]「先へ行たる器量を誉めれば、跡から来る女連(ヲンナヅレ)、己が事かと心得てにつと笑もおかし」(出典:談義本・根無草(1763‐69)前)
  3. 男が女といっしょに行くこと。女を伴っていること。⇔男連れ
    1. [初出の実例]「『わたしも連れて行かしゃんせ』『女連(ヲンナヅレ)は邪魔になる』」(出典:浮世草子・諸芸袖日記(1743)一)

おんな‐れんをんな‥【女連】

  1. 〘 名詞 〙 女の連中。女たち。⇔男連
    1. [初出の実例]「おらをひゐきの女連(オンナレン)にでも見物されりゃアどんなに受(うけ)がわるイかしれねへ」(出典:西洋道中膝栗毛(1870‐76)〈仮名垣魯文〉三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android