奸詐(読み)カンサ

精選版 日本国語大辞典 「奸詐」の意味・読み・例文・類語

かん‐さ【奸詐・姦詐】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) うそをついて人をだましたり、悪い計略をめぐらして人をおとしいれたりすること。また、そのさま。わるだくみ。さぎ。奸偽。
    1. [初出の実例]「身苦貧窮、競為姧詐」(出典続日本紀‐和銅七年(714)二月辛卯)
    2. 「英国の政府は、懦慢・欺偽・姦詐なるを以て、大将の外に在るもの、掣肘矛盾せらるること多く」(出典:西国立志編(1870‐71)〈中村正直訳〉九)
    3. [その他の文献]〔韓非子‐難一〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む