好いたらしい(読み)スイタラシイ

デジタル大辞泉 「好いたらしい」の意味・読み・例文・類語

すいた‐らし・い【好いたらしい】

[形]なんとなく好ましく思われる。感じがいい。
「お常は三蔵を―・い人だと思う」〈虚子俳諧師

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「好いたらしい」の意味・読み・例文・類語

すいた‐らし・い【好らしい】

  1. 〘 形容詞口語形活用 〙 感じがよくて、好感が持てそうである。好ましい。
    1. [初出の実例]「四つ谷で始めてあふた時、すいたらしいと思ふたが因果な縁の糸車」(出典:新内・若木仇名草(蘭蝶)(1772‐81頃か))

好いたらしいの補助注記

動詞「すく(好)」の連用形に、助動詞「た」および「らしい」が付いて、「好きになったらしい」の意であったのが、次第に、「好ましい」の意に転じたものか。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android