妊娠性疱疹(読み)にんしんせいほうしん(その他表記)Herpes Gestationis

家庭医学館 「妊娠性疱疹」の解説

にんしんせいほうしん【妊娠性疱疹 Herpes Gestationis】

[どんな病気か]
 おもに妊娠末期ないし産褥期(さんじょくき)の妊婦に出現する病気で、全身に浮腫性(ふしゅせい)の紅斑(こうはん)と水疱(すいほう)ができます。妊娠中に現われる水疱性類天疱瘡(すいほうせいるいてんぽうそう)と考えられています。
[検査と診断]
 天疱瘡(「天疱瘡」)と同様の検査を行ない、表皮下の水疱と、皮膚細胞の基底膜部に補体成分が沈着しているか、血液中に補体結合性IgG(免疫グロブリンG)である抗表皮基底膜部抗体(こうひょうひきていまくぶこうたい)(妊娠性疱疹因子(にんしんせいほうしんいんし))があるかを調べて診断します。
[治療]
 重症の場合は副腎皮質(ふくじんひしつ)ホルモンの内服療法となりますが、分娩後(ぶんべんご)に自然に治ることも多いため、軽症の場合は、出産まで副腎皮質ホルモンの外用剤(軟膏(なんこう)など)で経過を観察します。

出典 小学館家庭医学館について 情報

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