妙圀寺(読み)みようこくじ

日本歴史地名大系 「妙圀寺」の解説

妙圀寺
みようこくじ

[現在地名]備前市浦伊部

浦伊部うらいんべ北部の田井たい山南麓にある日蓮宗寺院。山号は浄光山、旧本寺は京都本圀ほんこく(現京都市山科区)。本尊勧請様式は一塔両尊四士、拍子印。寺伝によると、永長元年(一〇九六)多田光仲五代の孫多田明国の創建で、多田山明国みようこく寺と称した天台宗寺院であった。貞治五年(一三六六)本圀寺の大円院日伝が西国弘法の途中、当時衰微していた明国寺を日蓮宗寺院として再興、寺号も浄光山妙圀寺と改めたという。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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