妙寺村(読み)みようじむら

日本歴史地名大系 「妙寺村」の解説

妙寺村
みようじむら

[現在地名]かつらぎ町妙寺

西飯降にしいぶり村の西南にあり、大和街道に沿う。建治元年(一二七五)一〇月二六日の有石女田畠充文(又続宝簡集)地名がみえ、応永元年(一三九四)の政所下方在家帳(同集)によると在家三五宇・下地一町三反で、高野山領官省符かんしようふ庄下方に属した。同三年七月日付の高野山政所下方里坊注文(勧学院文書)では西伊揖里にしいぶり村のうちの妙寺分とされるので、かつては西飯降村の一部であったらしい。高野山文書の鎌倉時代から室町時代にかけての田券に妙寺村の小字として寺坂前・小井田井ノ尻坪・湯屋西などがみえる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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