妙所・妙処(読み)みょうしょ

精選版 日本国語大辞典 「妙所・妙処」の意味・読み・例文・類語

みょう‐しょ メウ‥【妙所・妙処】

〘名〙
① 非常にすぐれたところ。すぐれた趣のある箇所
※撃蒙抄(1358)「多年此路をこのみもてあそぶといへども、かつていまだ其妙処をしらず」
江戸から東京へ(1921)〈矢田挿雲〉七「話の妙処々々(メウショメウショ)は其の可笑しき物を以て厭と云ふほど机の縁を叩いて調子を取った」 〔世説新語巧芸
② 微妙なところ。不可思議な境地解脱の境地。
※通俗酔菩提全伝(1759)三「此和尚平日定て玅所(メウショ)(〈注〉フシキナコト)あらん」

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