妙玖寺(読み)みようきゆうじ

日本歴史地名大系 「妙玖寺」の解説

妙玖寺
みようきゆうじ

[現在地名]大宮市中釘

中釘山と号し、真宗大谷派。本尊阿弥陀如来松平(山内)忠義の母妙玖院の志願により慶長一八年(一六一三)建立されたと伝え、寺名も妙玖院の法号に由来し、本尊は妙玖院の守本尊であったという(風土記稿)。しかし草創については諸説があり明確ではなく、忠義の弟で差扇さしおうぎ領を領した山内一唯が母妙玖院の追善菩提のため建立したものと考えられている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android