妙花(読み)みょうか

精選版 日本国語大辞典 「妙花」の意味・読み・例文・類語

みょう‐かメウクヮ【妙花】

  1. 〘 名詞 〙
  2. すばらしい花。
    1. [初出の実例]「香饌断結、妙花含光」(出典:性霊集‐六(835頃)弘仁太上為故中務卿伊与親王修功徳願文)
  3. 能楽で、この上もない芸の境地至高のおもしろさ。
    1. [初出の実例]「正直円明にして、世上万徳の妙花を開く因縁なりと、たしなむべし」(出典:風姿花伝(1400‐02頃)五)
  4. みょうかふう(妙花風)」の略。
    1. [初出の実例]「無心の感、無位の位風の離見こそ、妙花にや有るべき」(出典:九位(1428頃))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android