妻恋鳥(読み)ツマゴイドリ

デジタル大辞泉 「妻恋鳥」の意味・読み・例文・類語

つまごい‐どり〔つまごひ‐〕【妻恋鳥】

万葉集・一四四六「春の野にあさるきぎし妻恋おのがあたりを人に知れつつ」の歌から》キジ別名
「―の羽音に怖ぢる身となるは」〈浄・冥途の飛脚

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精選版 日本国語大辞典 「妻恋鳥」の意味・読み・例文・類語

つまこい‐どりつまこひ‥【妻恋鳥】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「万葉集‐一四四六」の「春の野にあさるきぎしの妻恋に己があたりを人に知れつつ」の歌から ) 鳥「きじ(雉)」の異名
    1. [初出の実例]「つまこひ鳥のはをとにおぢる身と成は、いかなるつみの、むくひぞと」(出典:浄瑠璃・冥途の飛脚(1711頃)下)

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