万葉東歌、記紀歌謡の仮名表記には「きぎし」とあり、古くは多く「きぎし」と呼ばれていたが、「古今六帖」には「きじ」が項目名となっており、「きじ」が六首、「きぎす」が二首見られる。後者は共に万葉の歌だが、「きぎし」から「きぎす」に移行した時期は不明。



(てい)の声がある。〔説文〕四上に「雉に十四種有り」として各地の名をあげ、中に「東方を
(し)と曰ふ。北方を稀と曰ふ」など、東西南北の雉の異名をあげている。卜辞にみえる四方風神が、すべて鳥形とされる神話と関係があり、
(しゆく)字条にもその類の記載がある。〔周礼、秋官、雉氏〕は草を殺すことを掌る。おそらく
(ち)の意であろう。雉を陳列の意に用いるのは矢陳、また城郭の長さを雉を単位として数えるのは、
・
(ち)と同系の語として用いるものであろう。〔説文〕に収める重文の字形は、弟に従うものとされているが、卜文に矢に
(いぐるみ)を加えた形のものがあり、その譌形であろうかと思われる。
と通じ、なぐ、はらう、たいらげる。
なり。
々須(きぎす)、一に云ふ、
之(きじ)〔名義抄〕雉 キギス・キジ・タフル
thyeiは同声。
にまたthyekの声があり、
・
thyekと同声で、なぎそる意がある。
▶・雉妓▶・雉翹▶・雉経▶・雉
▶・雉子▶・雉扇▶・雉壇▶・雉
▶・雉
▶・雉媒▶・雉尾▶・雉奔▶・雉門▶・雉盧▶
雉・百雉・野雉・勇雉・楼雉出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報
[名](スル)二つ以上のものが並び立つこと。「立候補者が―する」「―政権」[類語]両立・併存・同居・共存・並立・鼎立ていりつ...